元に戻る


2007年冬号のお題  『ネットショッピング』  

自宅でパソコンに向かって商品を選び、キーを押すだけでお買い物ができてしまうネットショッピング。
こんなに短い間に普及するとは思っていなかった人も多いのではないでしょうか。
メンバーはネットショッピングにそれぞれどんな思いを抱いているのでしょうか。


藤原 佳枝

『ネットショッピング』

今日もやってしまった、ネットショッピング。娘のディスカウントのお洋服をゲット。私にとってネットショッピングは全くの日常になっている。やらない週はない。
住んでいるところが日常的買い物に不便というのを理由に、食べ物から事務用品、衣類に至るまで。ネットショッピングがないと生きていけない状態になってしまった。
セキュリティ面の不安がないかと言われれば、もちろんゼロではないが、それでもオンライン銀行を愛用している身からすれば、まず大丈夫だろうと信用している。
コストパフォーマンスからすれば、どうだろうか。激安ショップの方がお安いかもしれない。食べ物の場合など、安全性にこだわり、普通のお店よりも高いものも少なくない。食の安全性という観点からすれば値段は第一ではないし、事務用品であれば安いに越したことはない。
このように自分の価値観にあわせて品物を選べる。しかも、お店の人はいないわけで、自分のペースで。時間を問わず、自分中心のお買い物ができるのが一番のメリットだろう。現物を見てはいないので、初めての注文品の場合には、期待通りか否かという福袋的なお楽しみもある。ただし、便利さを享受しすぎて、引きこもり的生活になりかねないので、適度に外のお店を見て回ることは必要ですね。


宇都宮 雅子

『便利にはなったが・・・』

ネットショッピングのメリットは、「自宅で注文できる」「店頭にない品が手に入る」ことだと思う。忙しくてお店に行く余裕がないとき、ほしい商品はあるのだがどこで売っているのかわからないとき、ネットショッピングは本当に便利だ。
たとえば、知人に口コミで教えてもらったレアもののサプリメント。どこのドラッグストアに行っても売っていないのでネットで検索したら、埼玉県のストアでネット販売していた。さっそく取り寄せた。
たとえば、特定の銘柄のお米。千葉県に住んでいたとき食べておいしかったので東京でも探してみたが、どこにも売っていない。大阪で食べたくなったのだが関西地方ではもちろん手に入りそうにないので、ネットショッピングで福島県産のものを取り寄せた。
そして、仕事柄どうしても必要な書籍類。3日後に急なインタビューの仕事が入ったりすると、あわてて取材相手の著書を探すことになる。こういう急ぎのときはアマゾンに頼るしかない。「お急ぎ便」を利用すれば翌日には届くし、取材までに1日あればなんとか著書に目を通せる。ただ、目的の書籍が特に決まっておらず内容を見ながら探す必要があるときは、大きな書店の店頭を1時間以上じっくり見て歩く。これが “自宅でネット”に慣れた身には、結構体力仕事なのだ。便利にはなったが、つい自宅に引きこもりがちになり、体力はどんどん落ちていく・・・私のネット社会の実感だ。


福留 順子

『これも、ネットショッピング?』

ネットショッピングの話はよく聞く。知り合いが売主になった話。服をネットで選んで買っているという中学生の話。鍋を競り落としたという話。…
では、私は?といえば唯一ネットで買い物をしたのは、本だけ。それも、書店では売切れてしまっていてどうしても欲しいから何とか手に入れて、と頼まれて買った本だ。あれも、ネットショッピングといえるのだろうか?いえるのだろうな、うん。
一時、通販生活にはまっていたことがある。本を見ていると、見るもの見るもの欲しくなって、ついつい買ってしまっていた。それはそれなりに役に立つ物を選んでいたつもりなので、失敗したという物は無いように思う。
最近は、欲しい物をネットで価格や性能を検索し性能や人の意見を読んで、店に出かける。ネットは、参考にする程度である。
実際に見るのと、画面で見るのとでは印象も違うだろうし、必要が無いものまで買ってしまう可能性もある。価格にはサービスも含まれるので、それを考えるとお店で買うので十分か、とも思う。
使いこなせる人には重宝なのだろうけれど、使いこなそうという気も今のところあまりない。やはり、基本、アナログ人間なのだろうな。


森 たかこ

『最初怖々、だんだん平気』

ネットショッピングをしている人も多いと思うが、みんな怖くないのだろうか。
そういう私も、ネットショッピングはしている。回数も金額も多い方ではないが、それでも2・3ヶ月に1回位はしていると思う。
私の場合は主に本と文房具。
最初、ネットで買い物なんてうさんくさいと思っていたので、なかなかネットショッピングをできなかった。
実物を見ていないので
「予想した商品とは違うのではないか」とか、
「ちゃんと商品が送られてくるのだろうか」とか
「クレジットカードで払うなんて怖い」とか思っていたのである。
しかし友人がネットで本を買っているのを聞いて、本なら間違いはないだろうと購入したのがネットショッピングのはじまり。それも支払いはクレジットカードではなくコンビニ決済。
怖々始めたという感じ
しかし一度買ってみると重いものを持たずにすむし、本など書店で取り寄せてもらうよりずっと早い。ただ実物を見られないので、今の段階ではまだ書店で買う方がやはり多いが。
そうして、怖々ネットショッピングを数回繰り返すうちに、本だけでなく文房具他もネットで買うようになり、そのうちコンビニ決済もめんどくさくなり今はほとんど全部カードでお支払い。
慣れって恐ろしい。こうしてどんな恐ろしいことでも徐々に麻痺していくんだろう。


元に戻る